■金融危機の四半世紀への処方箋
- 作者: 佐々木隆生
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/03/25
- メディア: 単行本
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佐々木隆生様、ご恵存賜りありがとうございました。
・金融的蓄積と過剰消費に依存した成長の拡大再生産、それが1982年以降、現在まで約四半世紀ほど続いた。だがこの状況の構造は、すでに終わりを告げた、と本書は主張する(17)。
・終わりとは、なにか。金融部門以外に優秀な人材を配置し、税制を増税方向に改革し、サステナビリティへの制度改革を進めていけば、現在の経済構造は改革されるだろう。そして国際公共財のフレームワークを築けば、現在の経済構造は不安定なものではなくなる。加えて、ネオリベラルな四半世紀に対抗するためには、G20と東アジア共同体の構築が必要、ということ。