■2000万円くらいの預金が必要

『老後破産しないためのお金の教科書』東洋経済新報社

塚崎公義さま、ご恵存賜り、ありがとうございました。

 60歳で定年退職して、65歳までは、夫婦ともに働いて生活費を稼ぐとして、65歳から70歳までは退職金を食いつぶして生活するとしましょう。
 その場合、65歳から70歳までの5年間の生活費として、1500万円くらい必要です。70歳から年金に頼るとして、そして90歳まで生きるとしましょう。
 90歳以降の生活、あるいは葬式のために、500万円を残しておくとしましょう。
 すると60歳の時点で、だいたい2000万円の預金があればよい、というわけですね。